*4 故意に覗く

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すかさず伸びてくる拓真の手。 「もう、やりたいわけ?」 「お前だってそうだろ」 スカートの左脇のファスナーを少し下ろして その隙間から拓真の指が入り込む。 「いろいろ謎だよな、あの2人」 「そう思う?」 「ああ」 「例えば?」 「まあ……とりあえずは抜いてから」 「馬鹿」 ロビー階に着く。素知らぬ顔で受付嬢に会釈して、私たちは会社を後にした。
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