5* 憶測と妄想

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「伊織さ、先週のカラオケボックスでもスゲー感じてたじゃんか」 「……だ、だから?」 「この台所も目の前磨り硝子だし?」 「……」 「そういうの、よくあるじゃん。エロDVDにさ」 もう一度するのは諦めたのか、拓真は私の横に並び、魚肉ソーセージの赤い皮をむく。 「“ほら○○ちゃん、恥ずかしいコトしよっかあ?”って窓辺に連れてくヤツ」 コトの撮影中に白いレースカーテンを開け、庭の見える状態で、と具体的に説明をする。
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