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少年の名前は「ルキナ.ガーゴイル」
まだ管理者の成り立てで極めて優秀な訳ではない
いや、それよりも驚きなのは年齢だろう
他の管理者の年齢が16~18に対し
彼はなんと「10才!!」
学生で言えば小学四年生と誕生日がくるまでの五年生!!
まあそれにも理由があるわけで………………
今までは管理者の最年長であるルキナの母親がレッドフォースの管理者をしていたのだが
急に「冒険家になりてぇ~」
とか言い出して管理者をやめるどころか自分の息子のルキナに押し付けたのだ!!
しかもルキナの面倒をイエローフォースの友人でもあり後輩でもある少女に託して
でもルキナは断らなかった。
お母さんの言うことだからだけではなく、純粋に人を助ける仕事がしたかったからだ。
旅立つ前に母親が教えてくれた言葉がある。
「人の為に尽くせばいつか立派な龍になれるわ」
彼は龍である父と人である母親のハーフなのだ。
彼はその小さい羽にコンプレックスを抱いていた、そんな息子にかけてあげられるあの一言がせめての母親としての思いだったのだろう。
だからルキナは今日も人の為に尽くす
いつかきっと…………立派な龍になれると信じて!!
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