第1章

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私はそっと手を伸ばして デイジーの頭を首元に寄せ 耳元で囁いた。 「デイジー、あなたに私の血をあげる。」 一瞬目を大きくさせた デイジーは私の首筋を優しく舐め 牙を埋めた。 「…っ…いっ…はぁっ…」 鈍い痛み。 血が抜ける感覚。 身体が重くなる。 「デイ…ジー、デイジーっ」 重ねられた手を強く握ると、 デイジーはハッとして我に帰り 私から身体を話した。 そして、自分が欲情に負けてした行為に酷く後悔した顔を覗かせ 首筋にキスをして、傷を塞いだ。
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