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私はそっと手を伸ばして
デイジーの頭を首元に寄せ
耳元で囁いた。
「デイジー、あなたに私の血をあげる。」
一瞬目を大きくさせた
デイジーは私の首筋を優しく舐め
牙を埋めた。
「…っ…いっ…はぁっ…」
鈍い痛み。
血が抜ける感覚。
身体が重くなる。
「デイ…ジー、デイジーっ」
重ねられた手を強く握ると、
デイジーはハッとして我に帰り
私から身体を話した。
そして、自分が欲情に負けてした行為に酷く後悔した顔を覗かせ
首筋にキスをして、傷を塞いだ。
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