第2章・meet somebody by chance ~ひょっこり逢う~

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『にゃーん』 なな、なんと白い物体はにゃん子だった。 「かっ可愛い~!」 首輪には、【ジャム】と書かれていた。 「ジャムって・・・」 なんか、美味しそう。いやいや、何を考えているんだ私は。 ジャムなんて可哀想じゃないか。 ここで飼っているのかな? 私は、ジャムを抱き上げ自分の部屋に入る。 「何で・・・(汗)?」 何故か部屋は、家の自室の物がそっくりそのまま綺麗に整えられていた。 服から、化粧品まで。 今日屋敷の自分の部屋でこの学校に転校するって聞いたのに、私が前の学校に行っている間に中身を移動させたのか? どうやったんだろう・・・。なんか怖いな。 ・・・思ったけどここに来たのって部屋の下見する為なのに私、掃除なんかしちゃったよ。 1時間も掛かって、校長先生もう帰っちゃったかも・・・。 やばっ、私帰り道分かんないですけど。 ジャムを床に下ろし、キーを持って虹薔薇ルームを出る。 「どうだった?」 なんと校長先生は私の帰りを待っていてくてた。 「あ、掃除してきました!」 「掃除をしたのかい?」 「はい、すんごい汚かったので。・・・あの、変ですか?」 「・・・ははははっ!さすが、七色の薔薇乙女なだけはある!」 ど、どうしちゃったんだろう・・・。 壊れちゃったのかな?分かるよ、校長先生。私も壊れる事あるから。 「で?部屋は気にいってくれたかな?」 「はい!!もう最高です」 「よかった。あ、教室にでも行こっか。登校は明日からだけど下見だけでもしたほうがいいだろう?」 「行きたいです!!」 「そうかい、では早速」
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