独白

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11/4 だるい 期待が重い 期待と呼べるほどのものではないけれど それでも僕にはとても重くて もうその場で立ち尽くしてしまうレベル そんなものを持ったまま、歩けない だから忘れたふりして、置いていくんだけど 僕の足と紐で繋がってて、気づいたら前に進めなくなってる いや、本当は進めるはずだし その力もあるはず 結局僕に意欲が無いだけ またいつもとおなじ結論 ああぼくは皆さんの想像するような人じゃないですよ だからほっといて それはむりですね、はい 僕が関わる道を選んでしまっているから だるいだるい このまま溶けて雨と一緒に土に吸い込まれたい
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