第1章

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~今~ 「そして今に至る」 「誰に話しとるんじゃ?」 「まあ決まって良かったけど大変だったわー…」 「ふむまったくじゃ。すまなかったのぉ羽之」 「ま、まぁ反省したならいいんだけどね…///(ぷいっ)」 「おぉ、デレおったデレおった」ニヤニヤ 「…!デレて…ないっっ!」(ドゴォッ!) 「きゃいぃん!なのじゃ!」 『『『………。』』』 「「あ…その…すみません(ですじゃ)」」 その後しばらくして無事式は終了した。伝統を重んじた厳かな式だった。 …彼女たちが静かであったなら、の話だが。 「いやあ、怒られたねぇ」 「うむむ、騒がしかったわしらが悪いからのぉ。仕方ないのじゃ」 「そだね…ん?あれは…」 彼女たちはこれから帰ろうとしていたのだがふと羽之が鳥居のそばに何かを見つけたようだ。 「…あ、来た来た!」 「本日はありがとうございました!」 「おお誰かと思えば新郎新婦ではないか」 「いえいえこちらこそお呼びいただいたのに騒がしくしてしまい申し訳ありません」 鳥居のそばにいたのは今日の主役、新郎新婦の2人だった。
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