二章

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「隆くん。そのまま動かないでくれる?」 僕は首だけ動かして、薫さんを見た。 彼女の目が…違う。 室内に響く、紙と鉛筆の先が擦れる音。 小気味の良いリズムに目を瞑る。 十分?十五分? 「ありがとう。急にごめんね、なんか良い感じで描きたくなっちゃった」
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