二章

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いつしか、僕が上半身裸で居る事も忘れていた。 「どう?綺麗だと思わない?」 どうして同じ鉛筆とスケッチブックに描いたものが、これ程違うのだろうか。 「上手いですよね…」 「なあに、そんな感想なの?」 「自分の裸見て綺麗って答えるのもなんだか…」 「だって、ほら。背中の丸みとか、肩の線とかとっても素敵よ」 童貞っぽいですか?そんな風に聞き返しそうになって…止めた。
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