二章
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「薫さん、僕もスケッチして見て良いですか?」 彼女が微笑む。口角が少し上がり、頬の表面がそれにつれて微妙に目の端に向かう。 開いた瞼が僅かに細くなる。ただそれだけの動きが感情を表すのだ。 見たままを描く事は難しいわけじゃない。 でもそれならば、写真で構わないのだと思う。 感情を閉じ込める…そう思って見つめると、僕には人が描けなくなるんだ。
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