二章

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「悩んでるんだ…」 フォークを持ったままで、隣の僕に笑いかける。 「そうですね…色々と」 「難しい世界よね…別に絵が描けるからって、世の中に絶対必要なものじゃないしね」 「悩んでるんですか?」 笑いを堪えた風に薫さんが言う。 「そうよ、色々とね」
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