三章

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「苦手なんだ、無理しなくていいよ隆くん」 「大丈夫ですよ、あれぐらいなら」 つい薫さんにそう答えて…後悔した。 真夏の日差しが照り返すアスファルトの上を四人で歩く。 「これだけ暑いならプールが良かったなー」 「賛成!次は、プールに来ましょうよ。隆先輩も良いですよねっ!もちろん薫さんも」 「そうね、でも流石に水着まで持ってきてないわ。美紀ちゃん、今度付き合ってくれる?」 「はい、いつでも電話して下さいよ。私も欲しいし」 「何なら俺も付き合うぞ!」 「絶対、無理!」
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