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「ねっ、もっと楽しく過ごしましょうよ」
「じゃあ…薫さんを描きたい。いつか頼んだみたいに」
「サラッと言った…」
「ダメ？」
「ものすごく恥ずかしい…」
「今更な気もするけど」
「馬鹿…それとこれとは…違うもん」
「自分は脱がせた癖に…」
「だって…仕事だもの…」
拗ねた子供みたいに薫さんが呟いた。
僕は、どうしても自分だけの薫さんを手元に残したかった。
「どうしても、嫌かな？」
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