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「わかったわ…もう、今日だけだからね…」
朝のベッドの中、僕も薫さんもTシャツに下着だけの姿だった。
「朝食作って来る…」
了解して貰えたものの、僕の方が恥ずかしくなって一階へ向かう。
トレーに焼きたてのパンとカフェオレを二つ。こぼさない様に慎重に階段を上った。
薫さんはベッドの上でタオルケットにくるまって僕を見ていた。
床にはTシャツとショーツが落ちていた。
僕はトレーを抱えた侭でベットの脇に腰かけた。
「ありがとう…」
そんな事を言いながら、カフェオレのカップに手を伸ばす。
もう薫さんが裸でいる事には触れなかった。
僕の前で脱ぐ事が恥ずかしいのだと云う事はわかっていたからだ。
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