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……酔っ払いと風呂入るなんて
冗談じゃねーよ。
しかも貴子と風呂とか絶対無理。
俺は最後の砦にしている食器棚の上に避難した。
後は寝たふり聞こえないふり、で諦めるまでやり過ごすしかないな………
思いのほか食器棚の上は暖かく、
ウトウトしてしまったので
貴子が何かをガサガサやってんのに気付かなかった。
しばらくして、
「ケンタ~、おいで?」
と指先でチョイチョイっと呼ばれたので、条件反射で膝の上に乗ってしまった。
貴子は後手に隠していたソレの蓋を素早く開け、俺の鼻先に……
キンカンをペトって塗りやがったんだ。。。。
初めて経験する ものすごい刺激臭に固まる俺。
目も開けられず、鼻呼吸も出来ないから口はぱっくり開けたままカチーンと動けず
永遠とも思える時間の拷問だった。
「あはははーーーっっ!
ケンタのその顔!めっちゃ可愛い~~」
と悪魔が笑いながら写真を撮っていた。
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