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その後、俺の心の声が届くことはなく
滞りなく連絡先を交換した貴子。
シオンを連れた帰り道は、貴子から魂が半分抜け出てしまっていたようだった。。
帰宅後も俺には全く絡む事なく、
どこかボンヤリして、何かを思い出しているのか、
時々顔を赤くしていた。
貴子のこんな姿は初めてで、
恋する乙女ってーのは、家ではこんな感じなのかなって。
……グッジョブ!井上ドクター!
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