☆12☆

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…本当にどうしたのかしら、あの子……… という母さんのつぶやきを 俺と英司は苦笑いで聞いていた。 その後、英司は予備校に行き、 貴子は完全にデートだとわかるような 気合いバッチリな格好で出かけて行った。 「ふぁ~、さて、お母さんはちょっと寝るわね。 シオンは外に出しちゃ駄目だからね~ ケンタ頼んだわよ~ ふぁはぁ~っっ」 夜勤明けの母さんも寝てしまい、 俺とシオンの2人になってしまった……… 外に出すなって言ってもな~ 今日はパトロールは止めておくか。 おーい。何して遊ぶんだ~?!
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