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「りか、お待たせ。。
戸山もありがとうね。」
私、先にクラス戻るわ。と
松山と話し終え、何とも言えない切ない顔をしながら戻ってきた真由美は
走って行ってしまった。
人差し指で眉尻をポリポリかきながら
こっちを見た松山が苦笑いしている。
……微妙な会話でもしたんだろうな。
と俺と英司が察していると
りかちゃんがツカツカと松山に詰め寄った。
「松山君!!
………………
…………………………
…………………………………
っ馬鹿!意地悪!」
と、勢いに任せて話しかけたはいいが、
さっきの英司の話を思い出したら
結局何を言ったらいいのか分からなくなり、
言いたい事が言えないモヤモヤが消化できずに
むーっと顔を赤くしながら下から見上げ
馬鹿呼ばわりした。
そんなりかちゃんが
走って英司の所に帰ってきた。
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