☆22☆

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「りか、お待たせ。。 戸山もありがとうね。」 私、先にクラス戻るわ。と 松山と話し終え、何とも言えない切ない顔をしながら戻ってきた真由美は 走って行ってしまった。 人差し指で眉尻をポリポリかきながら こっちを見た松山が苦笑いしている。 ……微妙な会話でもしたんだろうな。 と俺と英司が察していると りかちゃんがツカツカと松山に詰め寄った。 「松山君!! ……………… ………………………… ………………………………… っ馬鹿!意地悪!」 と、勢いに任せて話しかけたはいいが、 さっきの英司の話を思い出したら 結局何を言ったらいいのか分からなくなり、 言いたい事が言えないモヤモヤが消化できずに むーっと顔を赤くしながら下から見上げ 馬鹿呼ばわりした。 そんなりかちゃんが 走って英司の所に帰ってきた。
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