☆23☆

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なんだかんだとウダウダしてるうちに英司が帰宅し、 一緒に風呂に入ったのだが、何だか英司もぼんやり考え事をしていて。 結局、疲れていた俺は英司にかまわず シオンと先に寝てしまった…… その夜中、急に 『もうお腹いっぱい~っ』 というシオンのやたらとハッキリした寝言が聞こえてきて ビックリして起きてしまったんだけど、寝言の可愛さに 胸がホンワカして微笑んでしまった。 その時、急に思ったんだ。 愛おしい者が側にいる幸せ 離れて見守る幸せ 叶わなくても思い続ける幸せ …… 何を 「 幸せ 」 と思うかは、自分自身だもんな。 良くも悪くも自分で選んだんだから その結果に責任もたなきゃ。 何かがストンとはまった気がして や、説明しろって言われても言葉に出来そうもないんだけど 何か分かった気分で再度眠りについた。
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