☆4☆

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カチャリ、 というドアの音とともに 薄く開いた扉の間を縫うように真っ白い猫が出てきた。 ゆっくりとした足取りでこちらをじっと見ながら、 真っ直ぐなしっぽをピコピコ揺らしながら、 それは優雅に歩いてきた百合さん。 あ、いや、、妖艶な雰囲気から年上だろうと勝手に思ってしまったから、つい さん付け で呼んでしまった。 俺の前までくると、じっと目を見つめながら、これまた優雅に座った。。。 目が反らせない。 そのまま吸い込まれそうだ。 『ひ、瞳と同じゴールドの首輪がよくお似合いですね。』 ひゃー、ありきたりなセリフしか出てこねーーー! 『ウフフ。ありがとうございます。 初めまして。百合です。 ケンタさん、、よね? 今後ともよろしくお願いします』 そう言った百合さんは、俺の鼻に自らの鼻をチョンとつけて互いの匂いを確かめあった。 ……俺、………昇天……………
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