17人が本棚に入れています
本棚に追加
/386ページ
「きゃぁぁぁ~~ なんっっって可愛いのかしらっ!!
ケンタと百合ちゃんと同じね。
真っ白でしっぽが長いわ。」
母さんが子猫を抱っこして悶えている。
「あれ?この子オッドアイなの?
綺麗な瞳ねぇ……
お父さんがブルーの瞳なのかしら?」
「あぁ、百合の旦那さんは隣の黒猫なんですよ。
また見事な漆黒でね。瞳は確かにブルーでした。
なのでいつも産まれる子は真っ白か真っ黒でしたよ(笑)。
今回は百合のが強く出たみたいで、白が3匹もいました。」
百合さんの旦那……気になるぜ。
ってかずっと1人だけなのか……?
チラ見で百合さんを見ると
『私とレイは、、、隣の黒猫ね?
私がこの家に来た時からずっと一緒なの。
散歩の仕方も集会の出方も全部教えてくれたのよ。
と言ってもほとんど集会には参加させてもらえなかったけどね。
俺が出るから必要ないって。ふふふ。
過保護なのはこの歳になっても変わらないの。
今もきっと隣でヤキモキしてるわよ。
ケンタさんかっこいいから。
帰る頃は多分玄関先で待ってると思うわ(笑)』
最初のコメントを投稿しよう!