☆7☆

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「ケンタ……… ってか、また蝉……?毎年数が増えるな(笑)」 俺はパトロール中に捕まえた蝉を 2匹と、 たった今そこの庭先で格闘の末 仕留めたカマキリを 玄関先にドヤ顔で並べた。 今日は英司の誕生日だろ? 俺の獲物をプレゼントだぜ。 ちょっ、照れるからそんなにビックリすんなよ?! 何度も往復したからちょっと疲れた。 休憩させてくれ~ 俺は英司の横をスルリと抜けて涼しいリビングへ入って行った。 「はははっ。何で毎年ちゃんと俺の誕生日に獲ってくんだろーなぁ~。 絶対分かってるよな。 あのドヤ顔……くくくっ… あーぁ、カマキリ死んじゃってるじゃん。 後でりかちゃんに自慢したら埋めてやるかな。」 英司がプレゼントの獲物を めちゃめちゃ微笑みながら見つめていた。
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