幼なじみ

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―――――あの日から4年が経ち、 私…真城 ほのかは高校二年生になった。 「ほのかっ!!」 学校に向かう途中、明るく元気な声に呼び止められる。 振り返って見ると、見慣れた人影が二つ。 小柄で華奢な女の子と背が高くスラッとしたスタイルの男の子が視線の先に立っていた。 「おはよっ」 元気に挨拶をするのは、 一条 朱莉(いちじょう あかり) 元気で明るい女の子。 サラサラでストレートの背中まである黒髪をふたつにわけて結んでる。小柄な背が女の子らしくて、守ってあげたくなる小動物感がある。 「……はよ」 続けるようにして、隣で眠そーに挨拶をするのは、 瀬野 恭介(せの きょうすけ) 頭が良くて、いつも落ち着いている。 いわばクール系男子ってやつ。 ふわッとした茶色がかっている髪の毛を左耳にかけて前髪を横に流している。 パッと見はチャラ男。 実際、チャラくはなくて、むしろ冷めてる。 何気に女子から好かれているらしい。 冷たいところがサイコーだとか、 あの目に蔑まれたいだとか、 きだる気な感じかすごくいい!とか…… ははっ、ほんっっと、見た目だけの見た目詐欺めが。 でも二人共、私の大切な幼なじみ。 親同士が仲がいい性か、小さい頃から仲が良くて、遊んだり、一緒にいる事が多かった。
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