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バッと体を起こした魔王様は上半身何もつけておらず、恥ずかしくなった僕は下を向く。
あっっ!!!僕も何も着てない!!!!!
思えば今まで裸と同じように暮らしてたから、何も思わなかった。
さっきまで、裸のまま魔王様に抱きつき、たたき起こしていたことを恥ずかしく思い、できり限り毛布で肌を隠した。
「クロ………なんだよな。魔力も同じだし…。 」
!!
「そうだよ!!!僕、魔王様と喋れるんだ!!」
魔王様がはなしだしたことに、嬉しく思い、ギュッと魔王様に抱きついた。
僕が裸であったのに、毛布をどけて。
「…うん、クロだな。でもいきなりどうして人間になったんだろうな…。でも人間か?少し何か違うような気がするが…あとでドクターに見てもらうか。」
僕を軽々と抱き上げ、魔王様の膝に載せる。
でも、この時。僕は気づいた。
僕、下履いてない。
あわあわとしていると、魔王様がクスクスと笑い出した。
恥ずかしくて、恥ずかしくて、魔王様の膝に座りながらも、丸々ようにして体を隠した。
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