第四章

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「クロ。いつも裸だったんだから今さら恥ずかしくないだろ?」 クスクス笑いながら、僕の頭を撫でる魔王様にすごく嬉しくて、でも恥ずかしいから まだうずくまっていた。 チンっ 魔王様が執事を呼ぶ呼び鈴を鳴らした。 僕を膝に乗せたその上から毛布をかけ、僕を抱きしめた。 そう。肌と肌とがくっついてるのだ。 ん!?!?? すごく恥ずかしくて 魔王様の腕から逃れようとしたけど、僕の腰を押さえつけて頭撫でるから クテンと魔王様に諦め半分体を預けた。 「疲れたァー」 「あんなに暴れるからだ。ほら、もうすぐで執事が来るから状況を説明するぞ。顔を出しとけよ。」 「はぁーい」 もうこのさいなんでもいいやと思った僕は、魔王様にぎゅーっと抱きついた。
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