第四章

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「魔王様。おはようございま………。 猫様ですか?人間…みたいなものになったのですね。服を用意致しましょう。」 「そうだな、あとご飯もここで食べる。持ってきてくれ。」 「わかりました。猫様も魔王様と同じものを持ってきますね。」 スッと入ってきたと思ったら スッスッと出ていった。 流石執事!! 「魔王様!執事さんも僕のことすぐわかったね!嬉しいな。」 「それはそうだろう。流石に間違えん。」 魔王様は僕を抱きしめながら言う。 ―ガチャ 「魔王様、お食事とお洋服お持ちいたしました。どうぞ。猫様。こちらでお着替えください。」 「クロ、ご飯の前に先に服を着ようか。」 「はーーい!」 執事さんに通されたお部屋は鏡があって、衣装が沢山並んでて、とにかくすごかった。 ふぉーっと見つめてたら、これこらはこのふくは猫様のものですよ。と執事さんに微笑まれた。 え……。 「さっき、転移させておいたんです。サイズは大丈夫ですよ。全て見ただけでわかりますので。」 すごい執事さん!!! 関心していると、服をパパっときせられた。 フリルの沢山ついたシャツに、かぼちゃパンツみたいなモノを履いていた。 いつも魔王様が来ている服の柄に似ていて、すごく嬉しくなった。 下から上……とジッと見つめていくと、首当たりを見て、ぎょっとした。
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