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はぁ・・・
この学校も飽きたな
てか、普通の学校飽きた
今度はどこの学校に転校しようか・・・
全国の学校の名前と特徴が載ったファイルのページを
きれいな指がめくっていく
あ、この学校いいな
ある学校のページでめくるのを止めて
詳しく説明文を読んでいく
〔説明〕
創立100年以上が経つ、歴史ある男子高である。様々な上流階級の子息が多く通っている。俗に言う、お金持ち高校と言われる学校である。最近は、顔の整った生徒が多いと密かに噂になっている。
うん、次はこの学校の奴らで”ゲーム”をしよう
「橘・・・・いるだろ?」
色気を含んだ低音が誰もいない部屋で響く
すると部屋の扉が開き真っ黒な執事服に身を包んだ整った顔のめがねの男がいた
「莉王さま、お呼びでしょうか」
「・・・はぁ、さま付けはやめろと言っているだろう。」
「しかし、・・・」
橘は、困ったというように眉をさげる
莉王はため息をつくと
ゆっくり立ち上がり橘に近づいていく
そして、手の届く距離までくると
橘の頬に手を添える
「そんな顔すんなよ。俺は、橘のそういう顔を見たくて言ったわけじゃねぇんだから。」
な?と莉王が笑いかけると
橘は、ほんのりと頬を染めながら
はい、と小さく頷いた
それを見て莉王は満足し本来の用を話し始める
「次は、この学校にしようと思ってるんだが準備頼めるか?」
ファイルのそのページだけ切り離し橘に渡す
「・・・次は、男子校ですか。承知しました。」
その言葉に安心してお礼を言う
また新しいゲームが始まる
あぁ、ゾクゾクしてきた
次の学校は、どれ位で攻略できるだろう
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