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「あぁ、俺の名前?知りたかったら・・・・俺のものになってください」
「え?///」
「クク、そんな顔しないでくださいよ、俺の恒例行事なので、」
そう言うと予想どおり、困惑したような顔をされる
まぁ、当たり前の反応か
俺は、人に名前を聞かれた場合、俺のものになるように言う
俺のものになるって言ってもどうこうするわけでもなく
ただのルールだ
ゲームのルールだ
”その言葉”を言ってOKをもらうと条件クリア
それを橘がリストアップしているその学校の主要人物にやっていって
全員終って、面白そうだったらしばらく遊ぶ
そうでなかったら次だ
まぁ、今までは共学に行ってたから、リストは女子ばかりで
容姿が人よりいいおかげで楽々クリアだった
その女子達は、好きだといったり、愛しているといった子もいたり、
みんな、俺に好意を寄せてきた
そうなるように動いてはいたけど
あそこまでうまくいくと面白くない
だから、今回は男子校にした
よって相手は男となるわけで
男にも通用するのかという賭け
なんでこんなことをしてるかは後々説明するとして
守衛さん(仮)は、今回のリストには入っていないが手慣らしというとこだろうか
あぁ、長い
説明長い、疲れた
ふと、守衛さん(仮)を見るとやっと落ち着いたようで
真っ赤になりながらも頷いてくれた
うん、これはやっていけそうだ
「・・・で、あの、名前を」
「あ、俺は、相木莉王っていいます。よろしくね。えっと・・・」
「えっと、僕、伊田雪っていいます」
「うん、よろしくね。雪さん」
そう言って、雪さんの頭を撫でる
「はい///よろしくおねがいします」
よかったよかった
って・・・ん?
そうじゃん俺、手続きとかしなきゃいけないんじゃん
「あのさ、雪さん」
「はい?」
「俺、ここに転入するんだけど、手続きとかあるから中はいってい
い?」
俺がそう言うと、すぐに門を開けてくれた
雪さんに手を振って中へ入っていく
よっし、本当のゲーム開始だ
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