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「ふふっ、そうよ。千草ちゃんのおばさんの分と、私達の分」
「ありがとー。お母さんの分なんて良かったのに」
私は手土産に喜んだけれど、ちょっと申し訳なく思ったり。
「お泊りさせていただくんだもの。騒がしくしないようにするわね」
二階にどうぞ、と私は階段を指差した。
私の部屋は二階の角部屋にあるのだ。
「千草、そのショーパン、前に言ってたやつでしょ? 買ったんだー、うん、いいね!」
ついでに生足もいいね! と、亜希はおじさんみたいな顏をしてからかってきた。
今日は家にいるため当然、セーラー服ではなく私服だ。
といっても、私は自分の家なので部屋着に近いラフな格好というやつで。
亜希に褒められた? デニムのショートパンツは裾が少し破れていて、上は少し大きめのティーシャツを着ている。襟ぐりが広くて片方の肩が出そうになるけれど、タンクトップを着ているから別に平気だ。
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