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椎名部長は携帯灰皿をポケットにしまうと美咲の前に立ちはだかった。
『バレなければいいのか?』
『え?』
『跡が残らなければ何をしてもいいのか!』
『椎……きゃあっ!』
椎名部長はいきなり美咲の頬を叩いた。
美咲は訳が分からなかった。
『椎名さん……?』
『お前、他の男と浮気してたんだろう??』
『浮気……男……?』
『しらばっくれるな! 他に男がいたんだろ』
『いません。私は椎名さんだけです。や……!』
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