22*急転、変転2

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「それに伊織だって、狙われる」 「うん……」 「あのベランダでやった動画、たまたま向かいの事務所の奴とかマンションの奴とかが撮ったならともかくも、濱田常務の手下がやったとしたら……」 拓真は玄関脇にあるキッチンを横目で差した。シンクの上は磨り硝子だ。 「あそこから覗かれるかもよ。それとか隣の部屋から盗撮とか」 「そうだよね……」 拓真は手を叩かれたにもかかわらず、私の肌を撫で続ける。
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