25* 境地2

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そのとき。 「伊織」 肩を叩かれて振り返る。 いたのはスーツ姿の男。 「拓真?」 街灯に照らされた拓真の顔はいつになく真剣……と言うよりは強張っている。何故、ここに拓真が。 「腹減ってんのか?」 拓真は片側の口角を少し上げてニヤリと笑った。そして私のお腹に手を当てた。
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