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ふう、と大きく息を吐く。今、何時だろう、窓も無いから外の様子もうかがえない。取りあえず服を着ようと立ち上がる。
ジャラジャラ、ジャラ……。
「えっ? ちょっ!」
足元から金属音が聞こえて、振り返るようにして足元を見た。そしたら私の右足首に黒い革が巻き付いていて、そこから鎖が延びている。鎖の先は柱に繋がれている。
「足枷?? ……本格的」
呆れるような、感心するような、用意周到な手の込みようにため息をつくしかなかった。辺りに服は無いから、裸に足枷でここに私を監禁するつもりだろう。
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