27*拘束、投獄2

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革の足枷が床に落ちた。 「ありがとうございます部長」 「早く行こう」 「ホームセンターだから、こんなのしか無かったけど、着て伊織」 美咲は私に目の覚めるブルーのつなぎを差し出した。椎名部長はゴホンと咳払いをして部屋を出た。洋モクの匂いのする上着を脱いで美咲に預ける。そしてつなぎを着た。 「美咲、ありがと」 「伊織……私」 美咲を見ると、唇を噛み締めて眉を寄せていて。いつも柔らかくおとなしい雰囲気の美咲とは別人のようだった。 「どうしたの、美咲?」
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