28* 反転攻勢
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「伊織、お代わりする?」 「うん。ホテルのご飯って美味しい」 「お米も違うんだろうけど、炊くのも電気釜じゃなくてガス釜なのかもね」 美咲はおひつのご飯を私の茶碗によそる。すると美咲のスマホがけたたましい電子音を鳴らした。 「きゃ、何?」 慌てたのは美咲。きっとこんな音を聞いたこともなかったんだろう。さっき私がコミュニティにアラームを仕掛けておいたから。
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