28* 反転攻勢

20/22
前へ
/22ページ
次へ
「伊織、お代わりする?」 「うん。ホテルのご飯って美味しい」 「お米も違うんだろうけど、炊くのも電気釜じゃなくてガス釜なのかもね」 美咲はおひつのご飯を私の茶碗によそる。すると美咲のスマホがけたたましい電子音を鳴らした。 「きゃ、何?」 慌てたのは美咲。きっとこんな音を聞いたこともなかったんだろう。さっき私がコミュニティにアラームを仕掛けておいたから。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

105人が本棚に入れています
本棚に追加