33* 反転攻勢

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総務の社員は私を見て、怪訝そうな顔をする。いかにも面倒くさいと言わんばかりに。 「私は濱田常務と営業部の吉村さんに用事があって、中に入りたいんですけど?」 ニッコリ笑ってご挨拶すると彼はますます嫌な顔をした。 「総務の人ってこれだから……困るのよねっ!!」 「えっ? ぐおっ……う」 私はタイトスカートの裾を少し持ち上げた。そして彼の股間目掛けて膝を蹴り上げた。膝の皿にぐにゃりとした感覚がした。命中したらしい。 「……う」 彼は呻いて両手でそこを押さえて屈み込んだ。
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