ふたば
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「フタバの母さんが来るまでうちにいていいわよ」 あすみは、フタバを抱き上げ、頭を撫でながらフタバに話しかける。 「フタバ、よく見ると体汚れているじゃない。 私もちょうど、空手のお稽古が終わって、 お風呂に入るところだったから一緒に入ろっか?」 フタバは、嬉しそうに「みゃー」と鳴いた。 そのとき、部屋の外で怪しい物音がしたことにあすみは気づいていなかった。
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