ふたば

5/14
前へ
/16ページ
次へ
「フタバの母さんが来るまでうちにいていいわよ」 あすみは、フタバを抱き上げ、頭を撫でながらフタバに話しかける。 「フタバ、よく見ると体汚れているじゃない。 私もちょうど、空手のお稽古が終わって、 お風呂に入るところだったから一緒に入ろっか?」 フタバは、嬉しそうに「みゃー」と鳴いた。 そのとき、部屋の外で怪しい物音がしたことにあすみは気づいていなかった。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加