ふたば

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「みゃー、みゃー、みゃー」 フタバが鳴いていた。 「どうしたのフタバ? さっきから鳴いて、もうお風呂あがりたいの? ちゃんと綺麗に体洗わないとダメでしょ」 それでもフタバは、鳴き続けていた。 「もう、どうしたの?」 ふと、あすみは、フタバの視線の先を見た。 風呂場の窓が少し開き、そこからビデオカメラらしきものが置かれていた。 「誰!?」 あすみが窓の近くに駆け寄る。
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