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それにしても、懐かしすぎる夢。
実際にあったことだけど。
久しぶりに功を見つけたせいかな。
功が中学に入ってから、全く会わなくなったから。
たま~に家からでる姿を見かけたりはしてたけど、
話なんかは、殆ど皆無。
ペンをクルクル弄びながら考えてみた。
そういえば
なんで、避けられてたのか、
具体的な理由が解らない。
私は何回か功に話しかけて、無視されたから、
じゃあもう関わらないでおこうと決めたんだよね。
なのに、今日は向こうから?
変じゃない?
ていうか、勝手じゃない?
功の読めない行動にイラッとする。
ああ、今日まで数年、関わらなくて平気で居られたのに、
なんだろう、この怒りが湧いてくる感じ。
「うぅ~...」
自然と足が床を蹴りだす。
体がイライラを表現してる。
そんな私を見かねて、左右後の3人が口を開いた。
屋良:「今日の津野田どしたの??」
ナナミ:「さあ?」
松崎:「ていうか、こんなキャラだっけ?」
ナナミ:「朱莉は~基本まだ自分を知らないから♪天然猫かぶり♪」
松崎:「あれで、、、猫かぶってたの?」
ナナミ:「ちょっと、松崎~。女の子は基本、本能的に猫かぶりなの~。」
松崎:「はいはい。」
屋良:「それってナナミもってことじゃん?」
ナナミ:「私?私はもう自分を解ってるから使い分けられるの~」
屋良・松崎「へぇぇ。...こわ」
3人の会話も耳に入るけど、どうでもいい。
とにかく、このモヤモヤ、イライラを解消しないと、すっきりしない。
決めた。次、会った時に聞く。
問い詰めてちゃんと理由を聞こう。
私が悪かったなら謝るし、非がないなら、功に謝らせる。
それで行こう。
なんだかんだで、避けられる前までは気兼ねない幼馴染みだったんだから。
そんなこんなで、自分に課題を儲けたけども。
今はまだ、
3限目が終わった所。
ほんとに、今日は長いよ。
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