第1章

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目をつぶり、人の声に従い来た場所 自分の居場所であるはずなのに、此処にいるだけで息苦しさを感じる 流され海に出た淡水魚のようだ 自分に合う水は何処かにあるはずだと信じている だから、なお、苦しいのだとわかるが水を受け入れられずいる 自分は違うと信じる間は苦しいままだ それでも、戦い この水で溺れ死のう 先に死んだ魚のためにも 自分勝手な誇りであっても、これだけはなくせないから
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