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月命日には、俺は、必ず墓地に来ていた。
二人で毎月買っていた、漫画の月刊誌を持って来て兄貴と読む為に・・・
あの頃は、いつも並んで、寝そべって夢中になって二人で読んでた。
『兄さん、読むの遅いよ、俺、このページ飽きたよ』
『ごめん、ごめん、もう少しだけ待ってよ、この主人公のセリフが何だか理解、出来ないんだ』
『えっ、この主人公は、宇宙人だから理解出来なくていいんだよ!もう、早く進もうよ』
『ははは・・何だか変わった顔立ちだと思ったら宇宙人か』
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