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俺は、そう言った後、涙が止まらなく溢れて来た。
『兄さんが生きていたら、今頃は、俺達の漫画が巻頭カラーだったんだよ・・・それなのに何で、何で死んでしまったんだよ!!』
この場所に来て、泣いたのは、本当に久しぶりの事だった。
実は、最近の俺は、不良になってしまった自分に心から嫌気が差していた。
『兄さん、ごめんよ、俺さ、不良になんかならないで漫画を一人で続ければ良かったのに・・ごめんよ』
兄さんが、答えてくれる筈なんか無いのに、俺はしばらく泣き続けていた。
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