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ブルル・・
その時だった携帯のバイブが鳴った。
俺は、急いでポケットから電話を取り出した。
着信は10件になっていて、かけて来た相手は不良仲間の山下だった。
俺の通っている、田舎の高校には、遠くから悪い奴らが結構集まって来ていた。
俺は、まんまと入学当時から、その悪い奴らの一員として、万引きやバイクの暴走を繰り返していた。
今日は、バイクで夜中に商店街を爆走する集会の日だった。
月に一度の集会だったが、俺は先月から参加を拒んでいた。
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