夢じゃない

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『ごめんな・・痛かっただろう?』 俺は、樹の傷を静かに撫でた。 『・・痛いに決まってるだろ?お前みたいに、半分死んでる奴とは違うんだからな・・』 俺は、驚いた。 一瞬、自分が半分死んでいるのも忘れて、幽霊だったらどうしよう?なんて・・思ってしまった。 怖くて辺りを、見回した。 『まだ、ワシの姿が見つけられないのか?』 俺は、上を見上げた。 『・・・嘘だろう?』 俺は、夢を見ているのかと思った。
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