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ジュジュの、意味深な言い方が少し気になったが、俺は、ごく自然に頷いていた。
『それじゃあ、俺がお前にチャンスを与えてやろう』
『チャンス?』
ジュジュは、俺の耳元で囁くように言った。
『この木の上の方、よーく見てみろ』
俺は、言われた通りに上を見上げた。
すると、今まで気が付かなかったのが不思議な位、ハッキリと2つの人影が見えていた。
『あれっ、あんな所に人が二人も居るぞ、危ないじゃないか!?落ちたら死んでしまうぞ』
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