きっかけ

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俺は、窓ガラスに静かに腕を通してみた。 『・・すごい』 腕が窓の向こう側に、吸い込まれて行く。 俺は思い切って体ごと、窓から飛び出してみた。 『うわっ』 怖くて思わず目を、つぶってしまった。 ・・意外に呆気なく脱出に成功した。 それは、思わず気抜けしてしまう程、簡単な事だった。 体は、宙に浮いたまま。
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