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高さとスピードは、自分の意志で調整出来た。
窓越しに、全く動きの無い病室の様子を見たら、何だか少しだけ、しんみりして来た。
あまり考えて居なかった、感情が病室から離れると言う行動で、湧いて来たのだった。
『・・情けない最期だな』
俺は、自分が少し涙ぐんでいるのが分かると何だか自分に、腹がたった。
今さら泣くなんて・・・
こんな中途半端な状態でも、人間は泣くのだろうか・・
病室が、だんだん小さくなっていく。
俺は、今は、この場所から、少しでも離れたかった。
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