死神か?
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『うわぁ!』 俺は、怖くて逃げ出そうとした。 『待って!!』 和夫が俺の手首を、掴んだ。 全身が凍り付くような冷たい手だった。 『うわぁ!助けてくれよ・・もう少しだけ待ってくれよ』 すると、一瞬のうちに和夫の手の感触が消えた。 『・・僕だって、早く天国に行きたいのに・・辛いのに』 俺が慌てて振り返ると、和夫は床にうずくまって泣いていた。
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