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しかし、静かな風の音にジュジュの声は消されてしまった。 ふと、見ればさっきまで居た彼女の姿も、また消えてしまって居た。 俺は、これからどうすれば良いんだろう? たった一人で何が出来るだろう。 第一、彼女が居ないんじゃあ身動き出来ない。 俺は何だか失望してしまっていた。 その時だった。 俺は、自分の手の色が段々変わって来ている事に気が付いた。 何だか透明に近くなって来ている。
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