死神か?

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病室の俺のベッドの脇に彼が立っていたのだ。 あの神木に居た、パジャマ姿の彼が、どうしてこんな所に居るんだろう? 『う・・うっ』 その時、俺の肉体は苦しそうな声をあげて動いた。 まだ生きてる、そう思いながらも俺は苦しそうにもがく自分の体を見ているのが辛かった。 『・・・大丈夫だよ、あと一週間は死なないと思うよ』 いきなり少年は、俺に向かって話かけて来た。
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